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2006年 04月 16日
旅の二日目。
船の係留用にデザインされた極めて合理的な転落防止策、ある一定のモデュールに合わせた舗装+植栽+柵の納まり、地場産の鋳物を使用した照明柱… 力強いコンセプトをしっかりとカタチにしていました。 前には海、後ろには山。 博物館は、大自然に囲まれたところに建っているので、 内庭に座って佇んでいたら凄い気持ちよかった。 木造で、屋根の頂点から採光していることも手伝って、建物内部はとても暖かい感じでした。 現在、僕がバイトしてる設計事務所が設計したプロムナード。 歩行者が海への眺望を楽しみながら快適に歩くことができる仕掛けがちりばめられている。 住吉入江とカモメの散歩道は、今までの土木設計とは異なった方法で設計されている。 それは、あるモデュールを基本とした考え方。 建築では当たり前のように使われている考え方。 この考え方で設計をすると、歩道の石張りの割り付けと植栽ますの位置、 柵の立ち上がりなどがきちんと納まる。 一般的な建設コンサルタントでは、ここまではやらない。 僕は、モデュール化された土木構造物を勝手に建築的土木構造物と言っている。 スケールの大きな土木構造物をヒューマンスケールで安らげるような空間する方法として、この建築的な方法から土木構造物を設計するこの考え方が、本当に良いのかはっきり言ってまだ分からない。 ま、どちらにせよ、バイトしてる事務所はこの考え方なので、取り急ぎこれを身につけたいと思います。
by kyushu-landscape
| 2006-04-16 23:59
| 旅のはなし
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